100メートルも走れなかった男のランニング日誌

走ってセロトニンを増やす! 初心者ランナー(50歳)成長の記録

亀のように足が遅い男(2020年8月)

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運動習慣のない50歳

この世に生を受けて50年。ほとんど運動と言えるような運動をしていない。中学の時に強制的に部活に入れられたくらいで、自主的に運動をするような意欲などなかった。とにかく運動が嫌いだった。炎天下でグラウンドに出るとか、冬の朝に白い息を吐きながら朝練するとか意味が分からなかった。

何のためにエアコンがあると思っているのだ、と憤りを感じてたくらいである。先人たちがどんな思いで文明の進歩に心血を注いでいたと思っているのだ。真夏はエアコンのきいた部屋で文明の恩恵を堪能するのが現代人の務めではないのか。

そんな感じで50代を迎え、運動する意義を見出せないまま初老の門をくぐったのであった。

驚異の1キロ9分ペース

そんな半生を過ごしていたので、当然ながら思ったように体は動かない。おかげさまで五体満足ではあるので「走ろう」と思って、走り出すことはできた。ただ、「走る動作」を理解できてないのでぎこちない感じにはなる。具体的にどうなるかと言うと、「歩く動作」を早く繰り返すことになる。初心者にありがちな脚だけで進む状態だ。上半身を使うような高度な知識は持ち合わせていなかった。

そんな状態の初老が走るとどうなるかというと、異常に進行速度が遅い、という現象が起こる。習慣的にランニングしてる人には分かると思うが、1キロ9分ペースはかなり遅い。しかも距離は500メートルだ。

その当時は「オレっていい線いってるな」と自分を褒めていたのだが、今から考えるとヤバいくらいの鈍足だ。まるで亀だ。

そんな感じでオレの鈍足ライフが始まったのであった。


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