100メートルも走れなかった男のランニング日誌

走ってセロトニンを増やす! 初心者ランナー(50歳)成長の記録

フェイク通勤、始めました(2020年8月)

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今週のお題「告白します」

走る奴の気が知れない、と思っていた

走る奴の気が知れない。ずっとそう思って生きてきた。
無報酬で肉体労働してるようなもんじゃないか。「体を動かすと気持ちがいい」と言う奴もいたが、生まれつき体力があり余ってるんだろうと思っていた。なにせオレは動くのが嫌いなのだ。いちど座ったら立ち上がりたくないタイプだ。小便をもらすギリギリまで座っていたい。可能なら誰か代わりにトイレに行ってもらいたいくらいだ。

いかに省エネで日々を過ごすか。コスパのよい生活が人間の価値を表しているのだ。

そんなデブメンタル(実際の体形は中肉)が自主的に走り始めたのから、コロナ自粛期間の夏がどれほどの閉塞感だったか想像できるだろう。
長い梅雨が開けたら連日30度超えの猛暑が続く。我が家は築30年の木造家屋。出かけようにも自粛期間。可能な気晴らしは限られている。区のスポーツジムは閉鎖中だし、民間の施設も同じような状況だ。個人の裁量で可能な行為。

消去法で残ったのがランニングだった。

フェイク通勤

オレは寝起きが悪い。朝が苦手だ。早朝マラソンしてる奴の気が知れない。そういう感じなので走る時間は夕方にした。18時過ぎにリモートワークを終えても夏の夕暮れはまだまだ明るい。気温も高いままだ。仕事とプライベートの境界線を設けるのにはちょうど良い時間帯だと思った。

その時は無意識に「切り替え」の方法を探っていたのだと思う。後から知ったのだが同じようなモヤモヤを抱えていた人はいたらしい。こんな記事を発見したのだ。


通勤の代わりにランニング。
嫌いだった通勤の代わりに嫌いな運動をするオレ。
必死に嫌いなことを求めるオレ。
ちょっと意味が分からない。

そんな感じの2020年の夏であった。