100メートルも走れなかった男のランニング日誌

走ってセロトニンを増やす! 初心者ランナー(50歳)成長の記録

1キロなら走れる(2020年9月)

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少しづつ距離を延ばす

もともと走るのは嫌いだったので、ランナーとしてどうこうなりたいという気持ちはまったく無く、ただただセロトニンを出したいだけだった。

しかし計測を開始したことで気持ちに変化が生まれた。自分の努力が数値化されることで欲が出てきた。「昨日より長く」「昨日より速く」という感じで、自己記録のアップデートを求め始めたのだ。難しい言葉でいうと「成長実感」を感じるようになったということだ。

記録開始の最初の三日間の距離はこんな感じ。

9/13:1.18キロ
9/14:1.18キロ
9/15:1.74キロ
9/16:1.48キロ

ヤバいくらい短い。
しかし、数百メートルづつではあるが延びている。
当時はこの数百メートルが嬉しかった。

自分の中でも自信がつきはじめていた。
オレ、1キロなら走れる。

この頃は足を速く動かすことが「ランニング」だと思っていたし、呼吸が苦しいのは走ることに慣れてないからだと思っていた。要するに知識が無かったのだ。球技や格闘技のような素人目にも複雑な動きをする競技と違い、「走る」ことは人間にとって日常的で原始的な行動だと考えていたので、「走る技術」というものに思い至らなかったのだ。

 

 

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